実験短編・触手一号



実験短編・触手一号



 こんにちわ、私妖精のカミュです☆

 って・・・ちょ、ちょっと引かないでくださいよお〜〜!
 ホントですってば!私妖精!マジ!モノホン!

 ・・・って、え?

 ・・・・・・必死に否定してるとこが余計ウソ臭い?
 っていうか頭オカシイんじゃないか?

 むっきい〜〜!ホントだってば!

 ホラっ!
 このビュリフォーで愛らしくてかつ神秘的ながら妖しくそれでいて自由の象徴のようなエレガント(・・・以下略)な羽見なさい。
 さらにさらにこの妖精の服!
 材料不明!製作者不明!とにかくムヤミやたらにヒラヒラ!お店で買ったら10万は下りませんよ!
 このようにヒラリと私が一回転すれば白いパンチがチラリです。

 ふっふっふっ、悩殺しちゃったかな〜〜♪
 いやあ私って罪なオ・ン・ナ。

 ・・・・・・え?
 手の込んだコスプレだな?
 どこの会場から迷い込んできた?

 よくわかんないけどなによそれっっ!
 だ〜か〜ら〜〜本物なの!Do you understand!?

 ・・・え?よかったね?

 ・・・・・・あ、アンタね!人をバカにするのもいい加減にしなさいよっっ!
 って私って人じゃなかったっけ、テヘ。
 訂正!妖精をバカにするのもいい加減にしなさいよ!

 ・・・え?付き合ってられない?この変な虫潰しちゃってイイ?

 だ、だだだ、ダメです!
 潰したらかわいそうですヨ、ハイ!
 は、犯罪です!逮捕されちゃいますよ!?

 ・・・人じゃないなら人権は無い。よって潰しても捕まらない。
 なるほど〜〜。
 って、ちょ、ちょっと〜〜!?

 イ、イヤァァ〜〜!折れる折れる折れる!ギブギブ!
 た、助けてぇぇ!!

 ・
 ・
 ・

 ぜえ・・・ぜえ・・・ぜえ・・・・・・た、助か・・・った。
 か、関節にダメージが・・・・・・誰か私に今流行のヒアルロン酸をぉ・・・。

 ・・・って、え?面白いから今度は触手とからませてみよう?
 ははあ、ここで本日のメインがついに登場ってわけですね〜〜。
 どんな方なんでしょうねえ。
 きっと「ぬるぬる」かつ「どろんどろん」でさらに力強くはち切れんばかりの弾力のある肉感・・・って!

 イヤですよ!人を何だと思ってるんですか!

 ・・・って、え?妖精っていうか都合の良いオモチャ。欲望の吐け口!?

 イーヤァー!そのセリフからそろそろ触手くん登場の予感がするぅぅ!

 っていうか今リアルタイム現在進行形でこの玉のお肌の上を這い回っているのはアレですか!?
 触手くんですか!?お名前は松本高志くん!?って誰っっ!?

 ということで突然だが、カミュの肢体に触手こと松本高志くんが嬉々としてヌラヌラとからみついていた。(by実況)
 お決まりどおりその体液は媚薬効果抜群である可能性も何にしもあらずして、というかアルっぽいのでたちまちカミュのあどけない表情が快楽に歪み始める。

 触手はまるでカミュの性器を探り当てようとしているかのように忙しなくその肌の上を這いずり回って、それがさらにカミュを刺激した。

 や、ヤメて・・・こ、こんなのイヤ・・・・・・。
 気持ち悪い・・・気持ち悪いのが私を・・・しゃ、洒落にならないよお・・・。

 ひっ・・・!?
 いっ、いやっ!そ、そこはっ!?

 獣らしく前戯を知らない触手は容赦なくその服の中に入り込んだ。
 そうして一直線にカミュの性器の中に入り込もうとする。

 ヤダ!ダメダメダメダメダメ!!
 いやあぁっっ!!

 まるで妖精の標本のように両手両足を触手にハリツケにされてしまったカミュ。
 その姿はあられもなく、淫靡な粘液が身体中にヘバリ付いて、当然そんなカミュには挿入に抵抗する力なんて残されていなかった。

 その小さな性器が触手の先端にぷっくりと広がり始める。
 まるでまだ花開いていない蕾を無理に押し開くかのように、そのカミュには太過ぎる肉の塊が少しずつ膣内へと進入してゆく。

 入らないっっ!
 入るはずないっっ!
 壊れちゃう・・・や、やめ・・・ひっ!?

 ひぎいぃぃぃっっ!!

 プチプチと何かが裂ける音が響いた。

 途端に必死に中に入り込もうと蠢いていた触手が物凄い勢いでカミュの膣内に飲み込まれた。
 子宮を叩きつけられてカミュはハリツケにされた両手両足をバタバタともがいて絶叫をほとばしらせる。

 こ、壊れちゃった・・・・・・カミュのオマンコ・・・壊れちゃった・・・。
 あ、あはは・・・壊れちゃった・・・・・・触手チンポがカミュの中でビクンビクンって・・・あはぁっ♪
 壊れちゃったよぉ・・・♪

 だらしなくヨダレをたらして、オカシクなったようにカミュは自ら腰をくねらせた。
 痛々しくその性器はビール瓶ほどもある肉に押し広げきられて、ヒクヒクとその触手のペニスを咥え込んで引きつっている。
 その膣内に納めた太過ぎるモノに期待を抑えられないかのようだ。

 ねえ早く動かして!
 いっぱいいっぱい!
 乱暴に動かしてもいいから!
 どんなに出してもいいからっ!
 だからあ、早くぅ♪

 そこに現れたのが第二の触手こと山田正樹くん。
 おずおずと遠慮がちに己の先端をカミュのアナルにあてがう。

 あんっ♪そ、そっちわはぁっ♪

 ドロドロに謎の体液を濡れそぼらせる触手。それがその排泄器官の中に進入を開始する。
 ズップリと、今度はあっさりカミュのアナルはそれを咥え込んでしまう。

 あはあぁ・・・お、おしりぃ・・・好き・・・・・・。
 はやく!はやく!動かして!いっぱいズボズボしてっ!

 松本くんも山田くんもこの意外な展開に辟易(へきえき)しているに違いない。
 2人(2匹)はどうするよコレ?・・・といった様子にウネウネと身をくねらせる。

 は〜や〜くぅ〜〜♪

 最後にため息を付いているかのようにゲンナリと身をくねらせると、ヤケクソになったように滅茶苦茶にカミュの秘部を擦り上げ始めた。

 あっ♪あっ♪あっ♪気持ちぃ・・・ああっ♪

 ゴリゴリと触手が出入りする。
 何度見ても痛々しいくらいに押し広げられた秘部は泡だった白い体液がこびり付いて、ヒク付きながら次々とそれを増やしていった。

 すごっ、すごっ、コレイイっっ♪
 入ってっ♪出てっ♪入ってっ♪出てっ♪入って・・・あはぁっ♪

 ビューーッッ!ビューーッ!ビューッ!

 ところがどっこい。
 まだ始まったばかりだというのに松本触手くんの先端から白濁液が飛び出した。
 そう!彼は【候】もとい【早漏】なのだ!
 この後の展開を期待していた読者は悪意をもって彼を蔑んでやってください。

 彼は最低です。
 触手のクズです。
 早漏の触手に存在価値は無しです、ハイ。

 いっせーのーで〜!
 この早漏野郎!

 この早漏野郎!!(ご一緒に!

 触手界?のクズ!

 触手界のクズ!!(もーいっちょう!

 安全第一!

 安全第一!!(やほーうっ!

 欲しがりません!勝つまでは!

 欲しがりません!勝つまでは!!(意味ワカンネ!

 ふぅ・・・。
 ・・・とまあ、尋常じゃない量の精液がカミュの膣内に流し込まれてゆく。

 わあっすごいっ♪
 出てるぅいっぱい出てるぅ!あははっ噴水みたい!

 統合部から納まりきらない精液が噴出した。
 それでもまだ射精は止まる様子もなく、カミュの膣内を精液のタンクのようにどんどん膨らませてゆく。

 ちょ、ちょっ・・・と・・・も、もういい・・・・・・かも・・・
 と・・・いうか・・・も、もうやめて・・・・・・お腹破裂しちゃうよぉ・・・。

 まだ止まらない。
 妊婦のようにその腹部は張り上がっていって統合部からはまた何度も精液が噴出す。

 やだ・・・やだやだやだ・・・熱い!火傷しちゃうよ!もうやだぁっっ!

 どんなにもがいても止まらない。
 身動き一つできない。
 ただなされるがままにドクンドクンとその奔流を受け止め続けることしかカミュにはできなかった。

 ビューーッッ!ビューーッ!ビューッ!

 申し訳ない。
 さすがは兄弟(実は兄弟、腹違いの弟にあたる。衝撃の事実?)といったところか。

 不甲斐ないことに山田君も暴発なされた。
 カミュの直腸に灼熱の精液が流し込まれる。
 それは壊れた蛇口のように一向に止まることなく、当然直腸だけでは納まり切らなかった。
 小腸へとムリムリと精液が流れ込む感触にカミュは身を震わせる。

 おっおしりぃっ♪あはぁっ♪
 あっあっあっ、カミュもっっ!いくっ!いっくっ!

 体液に媚薬効果があるのだから、精液にもあってこそ触手!
 ということでその大量の精液がカミュの膣内と直腸を必要過多に刺激する。

 あはあぁぁぁっっ!!

 今までにないくらいにカミュの膣と直腸が触手を締め付けた。

 そのとき触手兄弟に異変が起こる。

 あ、兄じゃ!こ、この締め付けは・・・ぐはっ! By 山田
 い、いかん・・・このままでは締め殺される!?に、逃げるぞ弟よ! By 松本
 まってよぉ兄さぁ〜ん。 By 山田

 二本の肉塊がその秘部から引き抜かれた。
 ブシュゥゥーっとイヤらしい音をたててその穴は溜まり込んだ精液を吐き出し始める。

 うっ、うはぁ・・・うう・・・あはぁ・・・。

 苦悶の表情を浮かべてカミュは精液をひり出した。
 その秘部はポッカリと膣口がだらしなく口を広げて、そうしてとめどめもなくヒクついて粘液をこぼす。

 も、もっと・・・もっとして・・・・・・。

 とはいってもヘタレ兄弟の姿はもうない。

 兄じゃあ!ボク鬱血してるよぉ!痛い痛い! By山田
 た、絶えろ、兄もかなりヤバイ。先っぽの感覚が無いんだ、コレってヤヴァくね? By松本
 ヤバイよ、ヤバ過ぎるよ!兄さぁ〜ん! By山田
 お、弟よっ! By松本

 とまあ、ナカナカ大変なことになってらっしゃいます。

 だ、誰か・・・誰でもいいから太いオチ○ポ、カミュの中に入れて・・・・・・。

 といっても辺りには誰もいない。
 やさしい風を育む新緑の草原。ん〜〜イイ気分だ。
 やさしい黄昏。静かな群青色の空が夜の訪れを告げる。
 サラサラとなびく風の声。どこか遠くから聞こえてくる微かなせせらぎ。
 っていうか、今さら風景投射するものアレですか。

 ・・・・・・・・・ちょ、ちょっと。

 はい?

 ・・・責任とってよね?

 せきにん?

 そうよ。私まだ1回しかイってないんだからっ。

 そう言って自ら性器を指先に擦り付けるカミュ一名。

 じゅ、十分だと思いますよ?

 ヤーダー!足りない!満足できない!もっといっぱいするの!

 そういってズボズボと指を開き切った膣口に乱暴に出し入れする。

 あはぁ・・・気持ちぃ・・・。
 ここにぃ・・・太いの欲しいのぉ・・・。

 こっちを誘惑するようにぺロリとその精液と愛液のこびり付いた指先を舐めあげた。
 チュプチュプと恥ずかしい吃音が響く中、少女が無邪気に微笑む。

 あ、あのぉ・・・そろそろエンディングに入る頃合いなんですが・・・。

 なんですって!?そんなの認めないよ!

 と、言われても。
 ・・・あ、時間だ。じゃあそろそろ終わり。

 ちょ、ちょっと〜〜!?
 そ、そんないきなり・・・・・・え、エンディングは!?

 いやあ、もう時間だしメンドイからいいや。
 じゃ、そーいうことで。

 イーヤー!こんな終わり方はイヤー!

 おつかれさま〜カミュ。

 納得いかな〜〜い!!どーなってんのよーー!!
 物足りないのーー!全然おつかれじゃな〜〜〜い!!
 イーヤーー!!

 ・・・・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


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