この短編はセリフだけでどこまで自然に物語を作れるか･･･という挑戦の下に作成されました。
ということでキャラのセリフだけしかありません。
その辺り何分ご容赦を。
ちょっとエキサイティングな気分で朗読するとソコソコ楽しげです･･･か？


〜〜〜山さん、事件です



大変です山さん！

どうしたっ！

殺しです！

キターーーー！殺しキターーー！

課長！不謹慎です！

わはは、これが喜ばずにいられるか！
よっし小宮山っ。すぐ現場に向かうぞ！

はいっ！

・現場

害者はム○アカ。元議員秘書です。

で、死因は？

おそらくウォシュレットです。

なんだと！？それは本当なのか！？

はい。どうやらウォシュレットの水がメッチャ冷たかったようです。
そのあまりの冷たさに･･･ポックリ、と。

無残な･･･。
私も様々な事件を見てきたがこんな惨たらしい死に様は初めてだ。
これは大事件だな！

はい。
なんとしてもこの犯人を見つけなくては。

しかし難解な事件だ。
いったい誰が何の目的でこんなことを･･･。

課長！こんなところにダイイングメッセージがっ！

なんだと！
見せろ！

【負けてたまるか】

課長、これはどういう意味なんでしょうか？

負けてたまるか･･･だと！？

何かご存知なのですか！？

いや･･･しかし･･･。（口篭もる）

教えてください、課長！

･･････うむ。あれはもう･･･そう、１３年も前のことだった･･･。
当時北アフリカ戦線で戦っていたワシは･･･一人の男と出会った。
彼は有能な指導者で、夢もカリスマも、優れた人徳もあり、そして何よりゾウと話せた。

まさかそれがムル○カ氏ですか！？

いや、オスマン・サ○コンだ。

別人かよっ！

まあ待て･･･この話にはまだ続きがあるのだ･･･。
ワシはその男と戦った･･･。
ドリフのカトちゃんの真似･･･掛け算･･･テレビのチャンネル争い･･･フラフープの腰使い･･･全てでワシは負けたよ･･･。

課長･･･。

だが、それでもワシは彼に一つだけ勝っていたところがあったのだよ。

えっ･･･それって･･･？

口の上手ささ･･･。

･･･口の上手さ？

はっはっはっ･･･少々喋り過ぎたな。忘れてくれ、ヒルマン。

いえ！自分は小宮山です！

ふむ･･･そうだったかな。
とまあ、そういうことがあったのだよ。

そうでしたか･･･。

ああ･･･まったく運命の巡り合わせだな、○ルアカよ。

課長。

なんだね。

ところでその話と害者、いったい何の関係が？

まあだから待ちたまえムーアくん。

いえ！自分は小宮山です！

しかしその後サン○ン氏は内戦に敗れ･･･不二テレビに売られていったのだよ･･･。

なんと･･･彼の渡日にはそんな経緯が･･･。

ガルベスよ。

いえ！だから自分は小宮山です！

そのとき一緒に日本に売られていったもう一人･･･それがムルア○なのだよ･･･。
･･･彼は勇敢だった。
自分の生まれ育った村のために･･･自ら売られてゆくことを望んだのだ。
そして彼は邪悪な日本の科学者によって改造手術を施され･･･そしてこのありさまさ･･･。
惨い話だろ･･･？

課長･･･。
どうしてそんなに詳しいんですか･･･？

どうして･･･か。
ダ○ビッシュよ。

いえいえいえ！だから自分は小宮山ですってば！覚えてくださいよもう！

ふっ･･･いっぱしの口をきく。

いっぱしどうこうより常識っていうかそれ以下の問題ですよ！

はっはっはっ、わかったわかった。

ホントわかってんすか課長･･･。

まあそう言うな。
どうしてそんなに詳しい･･･か。
よし、お前になら教えてやろう、バークベック。

もうイイですよ･･･いい加減しつこいっす･･･。

なぜならワシが彼ら二人を売り飛ばしたのだからな。

なっ！

知ってて当然･･･といったところか、ふっ。

逮捕。

なっ、何をするパウエルくんっっ！

もーアンタの野球投手ネタは飽き飽きですよ。
ということで逮捕です！

ま、待て･･･考え直すのだ！
ワシとお前が手を組めば世界征服など夢では･･･

逮捕。

ブロワ―ズ！

逮捕。

ぎゃわーーー！




･･･完！

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自然な文章を書こう実験･･････成功？