ダウンロード販売って商売について、ちょっと研究してみたり



1.ダウンロード販売について研究



1.ダウンロード販売について研究



・メリット


お店に行く手間が省ける。あるいは僻地でもネット環境さえあれば購入が容易。

 ダウンロード販売のメリットと言えば冒頭に語ったようにその購入の容易さでしょう。

 ダウンロードをしたままPCを放置して風呂に入ったり、その後「ぷしゅっ」って感じでビールのプルタブを上げて嚥下(えんか)することもできるから最高ですね?
 というかビール飲めないくせにこーいう表現をする筆者は実にアザトイですか?
 ちなみに飲んでもイイですが一缶でノックアウトです。

 とまあ、実際田舎に住んでる人達(拙者含む)っていうのはゲームショップまでたどり着くまでが一苦労です。
 そこを訪れても売っているかどうかもわかりませんし、他の店はありません。
 また、同人系統の作品となるともうお手上げです。わ〜い。

 ・・・ということで、お店に行かずに済む、というのは実は大きなメリットだったりします。

堂々と買える

 本屋でエロ本を買うときのあのちょっとドキドキ、ワクワク、ハラハラ、ヒヤヒヤ、レジは異性か!
 異性だ!
 今はダメだ!
 あと30分すればあのバイトの子は次の子と交代のはず!

 よし!
 ちょっと真面目っぽいコーナーで真面目っぽい様子をかもし出しつつ時間を待とう!

 ・・・30分後。

 なぜだ!
 なぜまた異性の子がレジに立つんだ!
 今日は水曜日だからいつもなら同姓のあの子だったはず!
 こんちくしょ〜〜!

 こうなったら閉店まで居座ってやるぅぅぅ!

 ・・・・・・って経験は誰にでもあると思います。
 ・・・って、え?ない?そんなバカな。基本でしょそんなの。
 えっ・・・俺は男性向けエロ本とヤオイ本をセットで買うことができる!?
 すげえ!アンタ神だ!弟子にしてくれ!いますぐ!

 ・・・・・・ふぅ、飽きた。まーー実際さ、買いにくいときってあるよね。
 基本的にヤオイ本とか男が買うと確実かつ凶悪に変な目で見られるし、女の人とかエロ本とかホント買いにくいんじゃないかなぁ。
 そーいう部分がないっていうのはさ、あのドキドキ感がイイって人もいるだろーけど、やっぱり大きなメリットだと思うんだ。

 そもそもエロいとか、オタっぽいとか、マイナーだとか、そーいうのって誰かしら抵抗があるんだよね。
 ヤらしい商品売ってるからヤらしい店主なんだーーーとか思われるのがイヤだからそーいう商品を取り扱わないとか、来客とか他の商品の売上に影響するとかで、取り扱わないお店が多い。
 一言でいえば世間様ってことかな・・・ボーイズラブとか田舎の書店じゃ入荷しないようにしてるお店も多かったり、例をあげたらキリがないです。

 ・・・まったなっがい文章書いたなぁ、拙者。

 まとめるね。つまりこの要素は今まで壁となっていたものを破壊しちゃうような威力があると思うんだ。
 女性でも男性向け作品に興味があれば何の苦もなく買えるし、その逆もしかり。
 自分がエロいと思われること自体が嫌いな人とかも現代社会には意外に多いですから、それらが新規の顧客として買っていただける要素にもなるのです。

補助的なコンテンツ

 お店で欲しい物が見つからなくて必死に探したことはありませんか?
 一般的なダウンロード販売サイトはサークル別でソートしたり検索ワードを使って自動で探すことができます。
 また商品ごとに製作サークルへのリンクが張られており、現実の店頭で買う場合とはまた違った、製作サイドの姿などが見れる楽しみもあります。

そして何より無料体験版

 お店で買ってみて、パッケージの見かけはよかったけれど・・・いざプレイしてみるとムキーー!なんじゃごりゃぁぁ!(松田優作風)殺す!会社ごと爆破してやる!・・・・・・って感じのゲームとかなかったですか?
 またその逆で、見かけはヘッポコなんだけど、友達に借りてやってみたら・・・・・・グーレイット!素晴らしい!今日から一日三回このゲーム製作会社に向かって礼拝しなければ!・・・なんて経験もあるはず。

 世の中には期待というものがありまして、その期待を裏切った物、者には大きな失望が押し付けられるのです。
 そして期待を裏切るということは、もうその人に買ってもらえない―――ということに繋がるわけですから、売る方も買う方もムカつきますね。

 で、無料体験版なわけです。
 これらの要素を見事解決、アピールできるんだから素晴らしい。
 しかもしかも、本当に良い作品なら体験版を漁るタダゲーマーにすら買ってもらえることになるかもしれませんし、実にグレイトですね。

 ふぅ・・・あ〜そだ、今ちょうどもう一つ思いついたので書く拙者なんですが、お店の店頭で体験版をプレイするわけにはいかないよね。
 だから実際、誰もが雑誌やパッケージのデザインとかを見て商品を買っている。
 けどそれじゃ細かい部分が見えない。
 音楽とかシナリオとか、そういった部分はパッケージを見ただけじゃわからないんだ。

 うが〜〜〜!シナリオ書きの拙者としては実に納得いかんとこですたい!絵描きさんがうらやましい!パッケージだけじゃなくってシナリオの方も熟読して買ってくれぇぇ!・・・・・・と、無茶な要求したいと一年に356回思うものです。

 つまり、商品の中身が見えやすい。
 購入する商品の選択と同時に体験が選べる。

 っていう部分がい〜んじゃないですか?


・デメリット


チープ

 チープなんだよ!
 お店とか即売会で売るような少しだけ小洒落(こじゃれた)たCDケースも!
 PS2のようなちょっとかっくいいパッケージも!
 説明書とか!
 別にいらない宣伝の紙切れとか!
 レシートとか!
 何かよくわかんねぇ中古ソフトに張ってあるシールとか!

 な〜〜〜〜〜〜んにも無いんだ!
 ああっ!
 何かムナしいよ兄さん!

 人はしょせん物質的な充足によって満たされるってことさ。
 パッケージという、買った証拠、そこにゲームソフトが存在するという証が欲しいんだよ、弟よ!

 と、謎の兄弟がそうのたまっておりますので、そーいう一面も考慮してやらなきゃ彼らが可哀想なので考慮してやってください。お願いします。

個人情報

 基本的にダウンロード販売では購入時に個人情報を要求されます。
 これは正直抵抗があるでしょう。
 確かにダウンロード販売といえば成人向け作品がメジャーなので年齢認証という意味で必要といえば必要かもしれません。

 ・・・っていうかコンビニ決済とかだと請求書の送付に住所とか伝える必要があるんだから必要なのかなーーと、無責任な拙者。

 ようするに今までの商店で購入するスタイルなんてのは実は匿名性が高かったんだなぁ・・・と今思いました。はい。
 ダウンロード販売だと誰が何を購入したのかバッチリわかっちゃうので、ある日突然ソレっぽいダイレクトメールが届いたり勧誘されたり、そーなると怖いなァ、仕方ないのかなァ・・・と思った。

 個人情報の管理とか、しっかりお客さんに納得してもらえる土壌を作るのが大切だよね。
 実際情報が漏れてホントにダイレクトメールとか送られてきたら、な〜んかこーいうのヤダし、これからはお店で買おう。
 ってなっちゃうだろーし。

 それはちょっとこれからの可能性を台無しにしちゃうしマジでやめて欲しいと思う。

品質

 誰でも登録できますからソレ相応に痛い作品やダマす気まんまんな商品も存在したりします。
 その商品のダウンロード数とか見れるサイトもありまして、そーいうのに限ってダウンロード一桁とか・・・完全に0とか・・・しかも履歴を見るとその商品が展示されたのが数年前だったり。

 なんといいますか、人をダマそうとしている商品を見るとムカつきますが、その「DL 0」とかその表示をみると怒りどうこうより、わざわざ登録お疲れさん加減が見えてきて、逆にちょっと可哀想に感じたりします。

 って話がソレてますね。
 まーーようするに、非常にアマチュア感が拭えないイメージがあります。
 プロ並み・・・というよりプロそのものといった感じの作品もかなりあるんですが、その痛い方々やダマそうと必死な方々の為にイメージが丸潰れになってしまっています。
 また、登録作品数がムヤミやたらに多いですから、その中から光り輝く面白い作品を探し出すというのは、ちょっと・・・というかメッチャ骨です。やってらんないですよ、マジで。






目次・・・

1.ダウンロード販売について研究
2.市場の実情、需要
3.で、どーやって稼ごう
4.おわりに
5.ついでに


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